赤旗2024年7月15日付
日本共産党の小池晃書記局長を迎えての「国政、平和、未来と希望を語るワクワク懇談会」が14日、仙台市内で開かれました。高橋千鶴子衆院議員(衆院東北比例候補)、中嶋れん衆院宮城5区候補があいさつしました。
小池氏は、暮らし・経済、気候危機、憲法や平和など、参加者からの多岐にわたる質問に一つ一つ丁寧に回答。「力を合わせて政治を動かし社会を変えましょう。あなたの入党を心から呼び掛けます」と訴えました。同日、会場などで11人が入党しました。
「日本共産党が目指す社会とは?」。小池氏は、共産主義が目指す社会は「人間の本当の自由が花開く社会だ」と訴え。長時間労働で過労死するまで働かせ、企業のもうけのために人間を使い捨てにするのが資本主義だとし、「みなさんの自由を一番奪っているのが、資本主義の本質である利潤第一主義だ」と告発しました。
貧富の格差や気候危機は資本主義のゆがみがもたらしたものだと強調。「資本主義のもとでも解決しなければならないが、根本的解決のためには資本主義というシステムそのものを変えなければならないのではないか」と述べました。
小池氏は、旧ソ連などを引き合いに「社会主義は自由がなく暗く抑圧された社会なのではないか」との声もあると指摘。共産主義は人間の自由をあらゆる意味で花開かせるものであり、「利潤第一主義が取り除かれれば、本当の自由が実現する」と強調しました。
さらに、利潤第一主義によって奪われているのは、モノやカネだけでなく、「時間だ」と強調。日本で1日8時間働くとして、その内訳を「生活のために必要なものを生み出す時間は3時間42分、資本家の懐に入れるものを生み出すための時間は4時間18分だという研究もある」と告発しました。
小池氏は「日本のように高度に発達した資本主義国がそれを乗り越えて次に進むのは人類初めての挑戦だ。変革が進めば、本当の自由を実現する壮大な可能性が開けてくる。日本共産党という党名には、壮大なビジョンが刻みこまれている」と語りました。