赤旗2024年7月12日付
日本共産党の小池晃書記局長は11日、国会内で記者会見し、連合の芳野友子会長が東京都知事選に立候補した蓮舫前参院議員に関し「共産党が前面に出過ぎ、逃げてしまった票があったのではないか」と発言し、立憲民主党に連携見直しを求めたことについて、「看過できない。何を根拠に『票が逃げた』と言うのか。根拠を示してほしい」と厳しく批判しました。
小池氏は、蓮舫選対で指揮にあたった立民の手塚仁雄都連幹事長が選挙直後に「共産の皆さんには感謝の思い以外、一切ない」と語り、長妻昭都連会長も11日の記者会見で芳野氏の発言を受け「私はそういう考えではない」と明言したと指摘。立民の岡田克也幹事長も9日の記者会見で、共産党との連携が「足を引っ張ったとは思っていない」と述べていることなどを挙げ、「選挙をたたかった人たちは共通して、芳野氏とは全く違う見方だ」と反論しました。
また、蓮舫氏自身が開票日の会見で「共産党をはじめ多くの方の力をいただいたのは私の財産だ」と語り、市民連合の菱山南帆子氏がXへの投稿で「今回の応援弁士、ほとんど立憲の国会議員や都議ばかりだった。共産党の人たちはビラまきばかりしてたよ」としていることにもふれ、「『共産党が前に出すぎて票が逃げた』というような選挙では全くなかった」と強調。「だいたい連合東京は小池百合子氏を『支持』したではないか。対立候補を応援された方に、とやかく言われる筋合いはない」と、芳野氏の発言を厳しく批判しました。