日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

検索

かけある記

小池晃の活動報告

「マクロ経済スライド」の破綻は明瞭 小池書記局長

2024年07月04日

赤旗2024年7月4日付

 日本共産党の小池晃書記局長は3日、マスメディアから今回の年金財政検証結果について問われ、次のように答えました。

 

 今回の検証結果により、「マクロ経済スライド」の破綻は、いよいよ明瞭となった。

 

 「マクロ経済スライド」は、「年金財政の収支を均衡させる」という名目のもと、年金の支給水準を、毎年、目減りさせていく仕組み。前回2019年の財政検証では、この仕組みにより、すべての年金の「1階部分」である基礎年金が延々と削られるという結果が示されて、大問題となった。

 

 今回の財政検証でもその方向は変わらず、今でも低すぎる月6万8千円の基礎年金が、政府が想定するもっとも短いケースでも13~15年間、長ければ30年以上にわたって削られ、最大で約3割のカットとなることが示された。

 

 物価高騰に苦しむ現在の年金生活者はもちろん、今後、年金を受けとる現役世代・若年世代にまで年金カットを押しつける仕組みは、抜本的に見直すべきだ。

 

 日本共産党は、「マクロ経済スライド」などの年金削減の仕組みを廃止し、「物価に応じて増える年金」にする。低年金の底上げ、最低保障年金の導入など「頼れる年金」への改革を進める。

月別

ご意見・ご要望