赤旗2024年6月27日付
在沖縄米空軍兵による性的暴行事件を巡り、日本共産党国会議員団は26日、国会内で政府に対し、抗議と緊急の申し入れを行いました。小池晃書記局長は抗議文を手渡し、「被害者の人権と尊厳を踏みにじる卑劣な蛮行だ」と抗議しました。赤嶺政賢衆院議員、山添拓参院議員が同席。
抗議文は、政府が事態を把握していたにもかかわらず、沖縄県側に一切明らかにされていなかったことを指摘し、「国民の命と安全に関わる問題であるにもかかわらず、日米安保体制の維持を最優先にし、事実を隠蔽(いんぺい)しようとする姿勢は断じて容認できない」と批判。米軍関係者の事件が繰り返されてきたとして、「政府は県民の人権蹂躙(じゅうりん)の根源である米軍基地の縮小・撤去、日米地位協定の抜本改定に正面から取り組むべきである」と求めています。その上で▽被害者の保護と完全な補償に万全をつくす▽事件発覚以来の事実関係と政府の対応の経過を明らかにする―など5点を申し入れました。(申し入れ文書)