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小池 晃

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陸自“辞世の句”掲載 批判 沖縄「慰霊の日」 小池書記局長が会見

2024年06月25日

赤旗2024年6月25日付

 日本共産党の小池晃書記局長は24日、国会内で記者会見し、23日に太平洋戦争末期の沖縄戦から79年となる「慰霊の日」を迎えたことに触れ、沖縄・南西諸島の軍備増強と米軍辺野古新基地建設の強行の中止を求めました。

 

 小池氏は、同日の全戦没者追悼式に参列。玉城デニー知事の「平和宣言」について、「この間の沖縄・南西諸島における自衛隊の増強について、『悲惨な沖縄戦の記憶と相まって、私たち沖縄県民は強い不安を抱いている』と明確に表明された」「県民が願う『平和の島』実現のため、在沖米軍基地の整理・縮小、米軍普天間基地の一日も早い危険性の除去、辺野古新基地建設の断念などを求める揺るがぬ姿勢が示された」と紹介しました。

 

 小池氏は、1945年6月23日に組織的な戦闘が終了して以降も、沖縄戦を指揮した牛島満司令官による徹底抗戦の指示によって戦闘が続いたことを指摘。「6月23日以降も、特にひめゆり部隊などをはじめ多くの命が奪われた。これが歴史的な事実だ」と強調しました。

 

 一方、那覇市の陸上自衛隊第15旅団が牛島司令官の辞世の句をホームページに掲載し、軍服の展示まで行っていることについて、自衛隊が「まさに戦前と地続きのような姿勢を持っていると見られても仕方がない」と批判。この間の軍備増強で、沖縄県民に「沖縄が再び戦場になるのではないか」と危機感が広がる中、「陸上自衛隊がこうしたことを行っていることは、県民の不安をさらにかきたてるもので、強い怒りを覚える」「直ちに撤去するべきだ」と述べました。

 

 小池氏は、全戦没者追悼式で県立宮古高校の3年生、仲間友佑さんが朗読した「平和の詩」にも言及。「真っすぐ前を向いて朗々と平和な世界の実現を呼びかけたもので、素晴らしかった」と述べました。

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