赤旗2024年6月18日付
東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への立候補を表明した蓮舫参院議員は17日、東京西部の小金井市で開かれた「多摩地域大集会」(実行委員会主催)に出席し、「徹底して情報公開する都政をつくりたい」と話しました。貧困対策や生物多様性、子育て支援など各分野から幅広い市民がリレートーク。小池百合子都政の問題点の指摘が続きました。
立憲民主党の菅直人最高顧問、日本共産党の小池晃書記局長が登壇。約1000人(主催者発表)が集まり、会場外にも人があふれました。
蓮舫氏は、明治神宮外苑の再開発の手続きが不透明だと批判。8年前に小池百合子候補が都議会自民党に「誰がどこでいつどのように決めたのか」と問いかけたとして「そのまま私は知事に問いかけたい」と話しました。
気候変動アクティビストで大学3年の芹ケ野瑠奈さんは「小池都政は『緑豊かな都市』と言いつつ再開発で樹木を切る。既得権益を守る自民党の政策に縛られる知事では、30年、50年と生きる私の世代は非常に心配。もう一つのシナリオが必要。都政を変える必要がある」と述べました。
菅氏は「首相になる前、何度か知事選へ出ようか悩んだことがあった。だから蓮舫さんの今回の決断の重さが誰よりも理解できる。(蓮舫さんは)大臣も経験して、行政経験も発信力もある。新しい時代の新しい東京の顔にふさわしい」と述べました。
小池氏は、自民党が萩生田光一都連会長名の文書で「蓮舫による共産党主導の革新都政を絶対阻止しなければ」と述べていたことに言及。「失礼で時代錯誤。しかしこんなことしか言えないところまで市民が追いつめている」と語りました。「このたたかいを主導しているのは、都政を変えようとここに集まった市民の皆さんだ」とも話しました。