赤旗2024年6月18日付
日本共産党の小池晃書記局長は17日、国会内で記者会見し、16日投開票された沖縄県議選の結果について問われ、「残念ながら日本共産党、『オール沖縄』が後退する重大な結果になった。議席を勝ち取った4人の日本共産党県議団は決意を新たにし、県民と『オール沖縄』のみなさんと力を合わせて平和と暮らしを守り、玉城デニー県政の前進へ、いっそう力を尽くす」と表明しました。
小池氏は「日本共産党と『オール沖縄』にご支持いただいたみなさん、大雨と酷暑が続いた中でご奮闘いただいたみなさんに心から感謝を申し上げたい」と述べました。
その上で、選挙戦で日本共産党が掲げた(1)代執行は許さない、辺野古新基地建設中止(2)物価高から暮らしを守る、デニー県政を前に進め、学校給食無料、高校卒業までの医療費無料の実現(3)裏金自公政治へ県民の審判を下す―などについて「この訴え、論戦は手応えを感じてたたかった」と指摘。NHKが那覇市・南部離島区で行った出口調査で、デニー県政を「評価する」が68%、辺野古新基地建設「反対」が61%だったことを示し、「選挙結果はデニー県政を否定し、辺野古新基地建設を推進するとの民意が示されたものではない。辺野古に基地は造らせないとの民意は依然として明確だ」と強調しました。
一方、選挙戦では、自民党公認候補がチラシやポスターに自民党と書かず、出所不明の共産党攻撃の謀略ビラまで出るなどしたと指摘し、「まさにステルス作戦で、徹底した自民党隠しと共産党とデニー県政への攻撃が行われた。こうした自民・公明・維新などの必死の大攻勢を打ち破ることができなかった」と述べ、県民の意見も聞いて選挙戦の課題などを分析していくとしました。
また、デニー県政を守り、再来年の県知事選勝利、来たる総選挙での沖縄1区の日本共産党の赤嶺政賢衆院議員はじめ「オール沖縄」勝利に力を尽くす決意を重ねて表明しました。