赤旗」2024年6月17日付
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日本共産党7候補の全員勝利で「オール沖縄」の玉城デニー県政を支える与党の多数を勝ち取るとともに、沖縄を二度と戦場にさせず、「基地のない平和な沖縄」への展望をひらくかどうかがかかった県議選が16日、投開票されます。日本共産党の小池晃書記局長は14日、当落線上の大激戦・大接戦のまま最終盤に突入した沖縄市区(定数5)、島尻・南城市区(同4)へ応援に入り、しまぶく恵祐、たまき武光両候補の必勝を訴えました。
小池氏は、名護市辺野古の米軍新基地建設に対し、県民は3度の県知事選と県民投票で反対の揺るがぬ民意を示してきたとして、「民意に反する基地は造れない。追い詰められているのは日米両政府だ」と強調。「『代執行』を許さず新基地建設止めよう。『命(ぬち)どぅ宝(命こそ宝)』の共産党7議席獲得で沖縄を二度と戦場にしないという沖縄の心を示そう。最後の最後まで支持を広げ抜いてください」と訴えると街頭は熱気と拍手に包まれました。
小池氏は、デニー知事が来年度から実施する中学生の給食費無償化支援を党県議団が後押しする一方、自民現職候補らが「許せない」などと反発していると告発し、「許せないのはどちらか。党7候補勝利で県民に給食無料を贈ろう」と力を込めました。
さらに沖縄の自民党現職県議10人の政治資金収支報告書不記載疑惑も告発し「沖縄の自民も本土の自民と同じだ。ごまかしで選挙を乗り切るなど許されない」と批判。「党7候補必勝で自民党の裏金政治を終わらせよう」と呼びかけました。
しまぶく候補は「命と尊厳を守るため、新基地建設ノー、自衛隊増強を許さない。裏金まみれ、暮らしに冷たい自民党に必ず勝たせてください」と訴えました。
たまき候補は岸田政権による沖縄の軍事要塞(ようさい)化を批判。共産党勝利と「オール沖縄」の団結を訴え、「島尻・南城で自民系3候補は新基地容認・推進だ。絶対に負けられない」と力を込めました。