赤旗2024年5月18日付
日本共産党の小池晃書記局長は17日、国会内で記者会見し、連合が16日の中央執行委員会で決定した「当面する国政選挙に臨む連合としてのスタンス」に言及しました。
「スタンス」の中で、連合は4月28日投開票の衆院東京15区補選で日本共産党が独自候補を取り下げ、立憲民主党候補を支援して当選したことに対し、「『市民と野党の共闘』候補として立憲民主党と共産党が並び立つ街宣が行われるなど、当該選挙区における両党の協力関係が顕在化した」「本事案は連合が連携する政党の取り組みとして看過できない」としています。
小池氏はこれについて、「政党間の取り組みに対する不当な干渉だ。市民と野党の共闘を壊すもので容認できない」と抗議し撤回を求めました。
小池氏は「これまでも連合から市民と野党の共闘に対してさまざまなコメントが出されてきたが、政策協定の締結などを行った共闘候補について『連合として推薦できない』という立憲民主党に対しての表明だった」と指摘。「今回は、政党間で合意したことに対する干渉という性格の問題だ」と厳しく批判しました。