赤旗2024年3月16日付
日本共産党の小池晃書記局長は１５日の記者会見で、在日米軍が米海兵隊普天間基地（沖縄県宜野湾市）所属のＭＶ２２オスプレイの飛行再開を強行したことを問われ「事故から３カ月で墜落原因の説明もされず、再発防止策も示されていない。地元自治体が反対している中で強行したことに怒りを覚える」と批判し、「直ちに飛行中止を求める」と述べました。
小池氏は、沖縄県が疑問点を提出して回答を待つ中で、延べ１３機が離着陸を行っていると指摘。「しかも、初日から住宅地の上空を飛ばした。普天間基地から伊江島まで飛んでおり、試験飛行もなくいきなり通常通りの飛行をしている」と批判しました。
小池氏は、沖縄県の玉城デニー知事が「強い憤りを禁じ得ない。沖縄ではそれが許されると思っているとしたら大間違いだ。防衛省の対応は不条理極まりない」と抗議しており、宜野湾市長も納得できないと述べていると指摘。地元紙「沖縄タイムス」が社説で「住民無視の暴走行為だ」と批判していることもあげ、「沖縄では党派を超えて怒りの声が上がっている。この声をしっかり受け止めて、直ちに飛行を中止するよう求めていきたい」と述べました。