赤旗2024年2月6日付
日本共産党の小池晃書記局長は5日、国会内で会見し、自民党が同日に提示した「裏金議員」のリストについて問われ、裏金の使途や受け取った日付などが明らかになっておらず、内容が極めて不十分だとして「政治資金収支報告書を写しただけで『調査』の名に値しない。真相解明しようという姿勢が全く感じられない」と批判しました。
また小池氏は、自民党が今日から始めた全所属議員を対象にした裏金の有無のアンケート調査について問われ、「これも『記載漏れ』の有無と、その金額を問うだけのものであり、このようなアンケートをやるだけで真相は到底解明できない」と指摘。「統一協会と自民党の癒着問題の時も、自民党は聞き取りやアンケートを行ったが、その後にボロボロと新たな事実が出てきた。そんなことにならないよう徹底的に調査し、国会に報告するよう求めたい」と強調しました。
小池氏はアンケートに盛り込むべき項目について問われ、「裏金をどういう手段で、何のために使ったのか。裏金が口座や事務所に入った日付などを最低限含めるべきだ」と語りました。