赤旗2024年1月30日付
日本共産党の小池晃書記局長は29日、国会内で会見し、自民党派閥の政治資金パーティー収入をめぐる裏金事件について、同日の予算委員会の集中審議で岸田文雄首相が答弁を避け続けたとして、「真相解明にはほど遠いと言わざるを得ない。こんな状況で予算審議に入れるのか非常に疑問だ」と強調しました。
小池氏は、首相が、日本共産党の塩川鉄也衆院議員の質問に対して「銀行口座に入っているので裏金ではない」と弁明したことに「こんなごまかしは許されない」と批判。同党の山添拓参院議員による裏金の使途についての追及に対しても「これから調査する」とまともな答弁がなかったと指摘。「『自民党とカネ』の問題が解明されていない。裏金づくりに関わってきたと思われる議員全員を証人喚問し、真相を明らかにすることが必要だ」と語りました。
また、自民党内で政治資金収支報告書の不記載がどれだけあるのか全体像を示すべきだとの野党の指摘にも、首相がまともに答弁しなかったとして、「(全体像の提示は)絶対に必要だ」と述べました。
そして、日本共産党が企業・団体献金の全面禁止と政党助成金の廃止を強く迫ったことが重要だったと語りました。