赤旗2024年1月28日付
（写真）聴衆の声援に応える６予定候補と小池晃書記局長（中央）＝２７日、埼玉県新座市 |
日本共産党の小池晃書記局長・参院議員は２７日、埼玉県新座市で２月１１日告示（１８日投票）の市議選での笠原すすむ、石島よう子、小野だいすけ、黒田みき、しまだよしえ、小野ゆみこ、６人の現職全員を絶対勝利させようと訴えました。
小池氏は、能登半島地震について、「ジェンダーの視点も含めた避難所の環境の抜本的な改善が必要。被災者の生活と生業（なりわい）が再建されるまで政治が責任を果たすべき時」と強調し、大阪・関西万博の中止、志賀原発・柏崎刈羽原発廃炉を求めました。
自民党派閥の裏金問題について、「問題は派閥ではなく裏金だ。必要なのは派閥の解散ではなく真相の解明だ」と力説。共産党が前日に「企業・団体献金の全面禁止法案」と「政党助成金廃止法案」を提出したことを報告。日本を「賃金が上がらない国」にした自公政権を批判し、共産党の「経済再生プラン」の内容を、具体例をあげて語りました。
憲法違反の「戦争する国づくり」を批判した小池氏は、新座市にまたがる陸上自衛隊朝霞駐屯地では、「敵基地攻撃」への反撃に備えた基地強化が計画され、米軍大和田通信所は核戦争の指令も伝達する機能を持ち、真っ先に攻撃対象にされると指摘し、基地のない平和な新座市をと訴えました。
新座市政について小池氏は、新型コロナウイルス禍で市長が「財政非常事態宣言」を出し福祉制度を削減・廃止したことに、共産党市議団が「市税収入は過去最高」と数字を挙げて反対したことを紹介。高すぎる国民健康保険税の値上げ計画は「選挙の大きな争点になる」と、反対を主張する共産党への支持を呼びかけました。
小池氏は「日本共産党はどういう世界を目指しているのか」と話を転じ、貧富の格差や気候危機の根本的な解決のためには資本主義というシステムそのものを変えなければならないという声が世界の若者から上がっていると紹介。「利潤第一主義」から解放された自由な社会へ「人類初の挑戦」には壮大な可能性が開けていると強調し、日本共産党への入党を呼びかけました。
小池氏から「市民の命とくらしを守る、ベストメンバー」と紹介された市議予定候補６氏が経歴や実績・政策を示し決意を語りました。