赤旗2024年1月27日付
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合は26日夜、東京・有楽町イトシア前で、カネで政治をゆがめる自民党政権からの転換を求める「金権政治を終わらせるための大集会」を開きました。
冷たい風のもと、参加者は、通常国会開会にあたって「政治とカネ」の徹底解明を求めるとともに、衆院選に向けて市民と野党の共闘の再構築を求める弁士らの呼びかけに拍手で応えました。
司会を務めた、市民連合の中野晃一さん(上智大学教授)は、金権腐敗、選挙買収で民意をねじ曲げてきた自民党政治をこれ以上続けてはいけないと強調。「私たちのために働く政治家を誕生させよう。声をあげ、社会から政治を変えよう」と呼びかけました。
安保関連法に反対する学者の会の大沢真理さん(東京大学名誉教授)は「私たちは状況を変えることができます。能登半島地震や悲惨なことを決して忘れず、投票行動に生かそう」と語りました。
日本共産党、立憲民主党、社民党の国会議員があいさつ。日本共産党の小池晃書記局長は「自民党は派閥解消でごまかそうとしているが、必要なのは真相の解明だ。共産党は今日、企業・団体献金の全面禁止と政党助成金の廃止法案を国会に提出した。自民党政治を終わらせる行動を日本中でおこし、政権交代を実現しよう」と訴えました。