赤旗2024年1月18日付
日本共産党の小池晃書記局長は17日、柿沢未途衆院議員が東京地検特捜部に公職選挙法違反(買収)で起訴されたことについて「買収という政治家としては絶対にやってはいけない容疑で現職の国会議員が逮捕・起訴された事実は非常に重大だ。政府・自民党がそれぞれ必要な責任を果たすことを求めたい」と述べました。静岡県熱海市の党大会会場で記者団に答えました。
小池氏は、「柿沢氏は法務副大臣を直近まで務めていた人物であり、岸田文雄首相の任命責任は極めて重大だ」と指摘。また、柿沢氏が自民党を離党したことについて、「つい最近まで自民党所属の国会議員だったのだから、党としての責任も重大だ。離党でトカゲのしっぽ切りのような対応は許されない」と批判し、「岸田政権としても、自民党としても、この間の経緯について国民に説明し、その責任を認めることが必要だ」と強調しました。
また、柿沢氏が議員辞職の意向を示していることについて、「辞職は当然だが辞職で済む話ではない。柿沢氏自身が一度も国民に対して説明していない。真相と自らの責任について説明する責任がある」と述べました。