赤旗2024年1月11日付
全労連と国民春闘共闘委員会は10日夜、東京都内で合同新春旗びらきを開催し、ストライキを構えた労働組合のたたかいで大幅賃上げを実現するとともに、自民党政治転換の決意が語られました。
冒頭、能登半島地震犠牲者への黙とうを行いました。
主催者あいさつで、小畑雅子全労連議長は、「被災自治体での対応、羽田空港の衝突事故の対応で明らかになったのは、いのち、くらし、安全を守るには、十分な人員配置で公共を取り戻すことが必要だということだ」と強調。春闘で大幅賃上げを要求し、「社会を変えていけるという実感を取り戻し、一人ひとりの尊厳を取り戻すたたかいを広げよう」と呼びかけました。
来賓あいさつで、日本共産党の小池晃書記局長は、国が「代執行」で沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設工事を強行したことを糾弾し中止を求めると表明するとともに、能登半島地震の救援に全力を挙げると強調。自民党のパーティー券収入をめぐる裏金疑惑について、自民党が白旗をあげるまでたたかうと述べました。
ストを背景にした賃上げや要求前進のたたかいが広がっているとして、24春闘でたたかう労組の奮闘に期待したいと強調。暮らしを支える政治への転換が必要だとして、「政治を変え、職場を変えよう」と呼びかけました。
全労協の渡辺洋議長は、「ストライキが共感を得るようになった。春闘の連帯を深めたい」と発言。インボイス制度を考えるフリーランスの会の小泉なつみさんは、「制度は始まったが諦める理由はない。みんなが立ち上がることを鼓舞する運動にしたい」と述べました。
婦団連の柴田真佐子会長、全商連の太田義郎会長があいさつしました。