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生放送!とことん共産党 「天井のない監獄」ガザの声を聴け! 私たちに何ができるか 清田明宏UNRWA保健局長と小池書記局長 語り合う

2023年12月29日

赤旗2023年12月29日付

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(写真)「とことん共産党」で語り合う(左から)小池、清田(ズームでの参加)、朝岡の各氏

 日本共産党のインターネット番組「生放送!とことん共産党」が27日夜、「『天井のない監獄』ガザの声を聴け! 私たちに何ができるか」をテーマに配信されました。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長の清田明宏氏と小池晃書記局長が語り合いました。司会は朝岡晶子氏です。

 

 UNRWAは、パレスチナで70年間、物資の供給や医療・教育などの支援を続けています。

 

 清田氏はガザの現状を問われると「未曽有の人道危機だ」と語りました。ガザ南部での大量の避難民発生について「(南端部の)ラファの人口は、紛争前は約25万人だったが、今は100万人以上」と指摘。避難所では「トイレが350人に一つ、シャワーが3000人に一つ」という状況で、衛生状況がひどいと報告。水や食料の配給も「家族6人に水は1・5リットル、ツナ缶一つ、豆缶一つ。これが昨日1日分の全て」との住民の発言を紹介しました。

 

 朝岡氏は清田氏の著書の中で、現地の青年が「人間としての尊厳がほしい」と述べている話を紹介しました。

 

 清田氏は「若い人に尊厳がほしいと言わせる社会は残酷だ」と応じました。またガザ市民が教育に熱心に取り組んでいるが、大卒者の失業率は8割と紹介。「戦争が起き、希望がなく、停戦してもまた戦争になると人びとは思っている」と語りました。

 

 小池氏は「日本は、以前はイスラエルやパレスチナ両国に中立的な立場を取ってきたが、今はイスラエル寄りになってしまっている」と指摘しつつ、日本や国際社会の役割について質問しました。

 

 清田氏は「日本は今まで、粛々と人道支援を続けているので現地の信頼は大きい」と回答。国際社会はイスラエルや米国などの「当事国にしっかり意見すべき」だと述べました。

 

 視聴者には「自分ができること、例えば寄付する、声をあげるなど、ガザの人に君たちのことを忘れていないと伝えることが大切だ」と呼びかけました。

 

 番組の中で、日本共産党が呼びかけたガザ人道支援募金から、UNRWAに400万円が送金されたことが報告されました。

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