赤旗2023年12月28日付
日本共産党の小池晃書記局長は27日、国会内で記者会見し、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で東京地検特捜部が、安倍派の池田佳隆衆院議員(比例東海)の議員会館事務所を家宅捜索したことについて問われ「現職の国会議員に嫌疑がかけられていることは非常に重い問題だ」と述べました。
小池氏は「池田氏は包み隠さず洗いざらい真相を明らかにする必要がある。岸田文雄首相は、まだ何もコメントしていないが所属政党の比例代表で当選している議員が捜索をかけられていることについて直ちに説明するべきだ。厳しい処分を含めて対応を求める」と述べました。
小池氏は、議員当選前に日本青年会議所の会頭を務めていた池田氏が2006年の教育基本法改定のさい、国会で参考人として語った内容を紹介。「利他をおもんぱかる思いやりあふれる日本の伝統的な道徳心」などが失われ「自分さえよければそれでいいとする刹那(せつな)主義が横行し、どんな手段であろうと金を稼いだ者が称賛される、勝ち組と称される、拝金主義の価値観が…肯定されてきている」と述べていたとして「実際にはまさに拝金主義の塊のようなことをやっていたのであれば、政治家としての姿勢が根本から問われる」と批判しました。