赤旗2023年12月13日付
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に近接する緑ケ丘保育園と普天間第二小学校で相次いで発生した米軍ヘリの部品落下事故から今月で6年となるもとで、同基地周辺で子どもの安全を守るために活動する保護者らの団体「#コドソラ」のメンバーが12日、国会内で、日本共産党国会議員団に学校等上空の米軍機の飛行禁止やオスプレイの全面飛行禁止などに向けた協力を要請しました。
小池晃書記局長、赤嶺政賢衆院議員、紙智子参院議員が応対しました。
「#コドソラ」が手渡した要請書は、人体に有害な有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)による同小学校の土壌汚染について日本政府の責任で調査することなども求めています。
メンバーの宮城智子さんは、米軍機が日米で合意された飛行ルートを守らず同園上空などを飛び続けていることについて、「(ルートを)強く守るように言ってほしい」と切実に訴えました。同園で働く城間望さんは、米軍機の騒音などで園の活動に支障が出ているのが「日常だ」と訴え、「子どもたちの学びの権利が守られていない」と告発しました。
小池氏は、こうした事態の背景に「米国に何でも付き従う日本政府の姿勢がある」と指摘。「その姿勢を変えさせなければいけない。頑張りましょう」と述べました。赤嶺氏は、国にやりたい放題させないためにも「声を上げることが大切だ。皆さんの行動は貴重だ」と激励しました。