赤旗2023年12月8日付
日本共産党の小池晃書記局長は7日、赤十字国際委員会(ICRC)の榛澤(はんざわ)祥子駐日代表と国会内で会い、党が呼び掛け全国から届いたガザ人道支援募金886万1044円を日本赤十字社を通じて送ることを伝え、懇談しました。
榛澤氏は募金に感謝を表明。パレスチナでの勤務経験がある同氏は「かつてない規模の攻撃でガザに安全な場所はなく、医薬品など支援を届けること自体が困難な中、医師は治療する患者を選別する状況だ」と述べました。
傷口にウジがわいたり、手や足を失った子どもも多数います。「ICRCは現場で事実を見ている。『国際人道法の守護者』として法の順守を求め続ける」と強調しました。
小池氏はICRCの活動に敬意を述べ、ガザ攻撃中止と即時停戦を訴えた党の声明「ガザでのジェノサイドを許すな」と国会での論戦を紹介しました。「私たちも日本政府への働き掛けや募金など続けていく」と語りました。
懇談では、核兵器の非人道性を訴え、禁止条約の成立に貢献したICRCの長年の活動など、核兵器廃絶の課題でも交流しました。懇談には田川実国際委員会事務局長が同席しました。