赤旗2023年10月27日付
日本共産党の小池晃書記局長は２６日、国会内で記者会見し、不適切な女性関係が報じられた山田太郎文部科学政務官が辞任したことを問われ、「自民党としても、政府としても、徹底的に真相を究明すべきだ。政務官辞任でフタをすることは許されない」と述べました。
小池氏は、岸田文雄首相が２５日の本会議で政務官・副大臣人事について問われた際に「適材適所の人事」だと答弁していたことをあげ、「『適材適所』とは何だったのか。岸田首相の任命責任は重大だ」と述べました。
山田氏の不適切行為については、「報道されている『買春疑惑』は法にも触れるようなものであり、事実だとすれば政務官辞任は当然、国会議員の資格もない」と指摘。山田氏が自民党の比例代表で当選し、個人名投票で５０万票以上の票を得ていることを指摘し、「自民党の比例での議席増の役割を果たした人物だ。これは自民党としても絶対放置できない問題だ」と強調しました。
小池氏は、山田氏が政務三役であり、自民党の比例代表候補でもあったことをあげ、「岸田首相は、首相としても、自民党総裁としても徹底的に事実を明らかにするという責任が問われている」と述べました。