赤旗2023年10月17日付
盛山正仁文部科学相は16日、日本共産党の小池晃書記局長の参院議員会館の事務所を訪れ、統一協会(世界平和統一家庭連合)の解散命令を東京地裁に請求したことを報告しました。小池氏は、現役信者のケアや協会の財産保全に政府・与党が責任を持って対応をするよう求めました。
盛山氏は解散請求の判断に至った経緯を説明しました。
小池氏は、「統一協会からの脱会を希望する方などをはじめとする現役信者へのケアに、政府としてもとりくんでほしい」と要望しました。
盛山氏は、政府としてできることをやっていきたいと応じました。
小池氏は、統一協会が韓国の本部に財産を持ち出せば被害者への補償ができなくなるとして、協会の財産保全の問題は重要だと指摘。「閣法(政府提出法案)か議員立法かはこだわらない。財産保全のための法整備に向けて、各党で協議を始められるよう与党に働きかけをしてほしい。党派を超えて解決しなければならない」と求めました。
また、統一協会と自民党の政治家との癒着は解明されていないとして、徹底解明を要求しました。