赤旗2023年9月26日付
日本共産党の小池晃書記局長は25日、国会内で記者会見し、10月22日投開票の参院徳島・高知選挙区補選で無所属の広田一氏を支援し、衆院長崎4区補選では立憲民主党の末次精一氏を自主的に支援することを決定したと表明しました。
徳島・高知選挙区補選は、自民党の高野光二郎元参院議員が秘書に暴力をふるって辞職したことに伴うものです。小池氏は、広田氏が「自民党1強に風穴を開ける」「暴力・ハラスメントを許さない、人権と民主主義を守る」「政治に信頼を取り戻す」と出馬表明したことを紹介しました。
徳島・高知選挙区では過去3回の参院選でも一貫して野党共闘でたたかってきた経過に言及。広田氏が安保法制の強行に対し、立憲主義を取り戻すという原点を一貫して誠実に実践してきた政治家であり、前回総選挙でも衆院高知2区で野党統一候補としてたたかった政治家だとして「われわれとして勝利を目指して全力をあげたい」と表明しました。
衆院長崎4区補選では、日本共産党の独自候補の擁立を見送り、末次氏の自主的支援を決めたと述べました。
小池氏は「今回の二つの補欠選挙が市民と野党の共闘の再構築に向けた前進の契機になることを願い、党として勝利にむけて力を尽くしたい」と強調しました。