赤旗2023年9月22日付
オーケストラや劇団などの芸術団体で構成された芸術家会議(堤剛会長)は20日、東京都内で第52回総会と懇親会を開きました。コロナ禍の中断を経て4年ぶりの開催。
各界の人々を招いた懇親会には、芸術家会議の構成団体(43団体)の代表や国会議員ら約100人が出席。日本共産党からは小池晃(党書記局長)、山下芳生(党副委員長)、吉良よし子の各参院議員、宮本岳志衆院議員が参加しました。
冒頭のあいさつで、堤会長は「1972年の発足以来文化芸術の振興に力を合わせてきた。コロナ禍では文化芸術振興議員連盟の尽力もあり、予算措置を充実させてもらった。今後も文化芸術立国として、安定した芸術創造活動に励めるよう、力を貸してほしい」と述べました。
あいさつに立った吉良氏は「まだまだコロナ禍を乗り越えたとは言えない状況。客足が戻らず、演じ手自身の罹患(りかん)で公演中止もある。文化予算をさらに大幅に拡大し、文化のすそ野を広げていきたい。文化芸術関係者の地位や権利、尊厳が息づく政治にしたい」と決意を述べました。
小池氏は、同議連会長の塩谷立衆院議員(自民党)の「文化予算を2倍に」の発言に対し「日本の文化予算はもともと少ない。ぜひ超党派で実現したい」と呼びかけました。
議連副会長の山下氏は高校から落語をたしなんでいると話し「忙しい時ほど芸術にいそしむ余裕が大切。全国民が文化を楽しめる社会にしたい」とあいさつし、宮本氏は「今後も国会の内外から文化芸術を充実させていきたい」と話しました。