日本共産党の小池晃書記局長は13日、国会内で記者会見し、同日発足した第2次岸田再改造内閣について、インボイス制度の導入やトラブル続きのマイナンバーカードの問題を担当してきた閣僚が留任しているとして、「国民の批判には耳を貸さず、政策転換には背を向けた布陣だ。『聞く耳持たずに突き進む内閣』ではないか」と批判しました。
小池氏は、インボイスや消費税など税制を担当する鈴木俊一財務相や、マイナンバーカードの問題を担当する河野太郎デジタル相が留任したことを指摘し、「これでは国民の苦しみは増すばかりだ」と主張。「内閣改造ではなく政治の中身の改造が必要だ」と強調しました。
小池氏は、一部報道で10月半ば以降に臨時国会召集の予定だと報じられていることについて、「遅すぎる。これから1カ月間、国会は何も仕事をしなくていいのか」と批判。「われわれとしては直ちに臨時国会の開会を求めたい」と述べました。
また、自民党の役員人事では、統一協会との深いかかわりが指摘される萩生田光一政調会長を留任させ、政治資金規正法や公職選挙法への違反などの疑いで閣僚を辞任した小渕優子氏を選挙対策委員長に据えたことを批判。「自民党が、統一協会との癒着や、政治とカネの問題をいかに軽視しているかを示すものではないか。こうした問題点も追及していきたい」と語りました。