赤旗2023年8月25日付
日本共産党の小池晃書記局長・参院議員は24日、和歌山市内で行われた「小池さんになんでも聞いてみよう」と題した集いで参加者の疑問に答え、党の魅力を語りました。
小池氏は、「共産党は日本からなくなったらいい」という日本維新の会・馬場伸幸代表の発言を批判した和歌山県民の新聞投書に触れ「馬場氏は『第1自民党と第2自民党が改革を競い合う』と述べ、維新が第2自民党だと認めた」と指摘。その上で「共産党はなぜ攻撃されるのか」という質問に「101年間、平和、民主主義、くらしと人権のため献身的にたたかい、政治を『もとから変える』ことを大方針に掲げているから」と強調しました。
「どんな人が政党に入るのか」という質問に、小池氏は自身の入党について、反戦の思いから民青に加盟し、命がけで戦争に反対した共産党を知って入党した経緯を語り、医療現場での経験が議員活動の支えになっていると紹介。「共産党は議員や候補者になる人だけが入党するわけでなく、政治や社会を変えたいと願い、多様な個性を大切にし、支え合いながら、それぞれの地域や職場で頑張ろうと決意した人たちの集まり。理不尽を一つひとつ正すのは苦労もあるが、やりがいのある楽しい苦労です」と話し、入党を呼びかけました。
「中国やソ連を見ると心配の声もある」という質問に対し、共産主義について、人間使い捨ての資本主義を乗り越え、一人ひとりの力を発揮できる社会をつくろうという大きな展望だと説明。「党綱領には、私有財産、思想信条・政治活動の自由は保障され、社会変革は国民の合意が前提とあります。日本共産党がぶれないのは、大きな展望があるからです」と話しました。
「アメリカや大企業言いなりはだめ」と話す自営業者の60代男性は「反戦、反原発、庶民の暮らしのためにたたかう党の姿がよくわかった」と話しました。