赤旗2023年8月12日付
日本共産党の小池晃書記局長は11日、岡山県内の各地で開かれた党の集いにオンラインで講演し、戦争する国作りを進める岸田政権に正面対決しているのが共産党だとし、「命がけの外交交渉で、戦争を未然に防ぐために政治がある。戦争の準備はやめ、平和の準備を始めよう。共産党に加わっていただき、戦争を止める仕事をご一緒に進めよう」と入党を呼びかけました。
小池氏は事前に寄せられた質問に答える形で講演しました。「政党に入ることの意味がよくわからない」との質問に、小池氏は共産党を「『今の政治、社会を変えたい』『平和、自由、人権、民主主義を守りたい』『人間らしい暮らしをしたい』。そんな思いで、いろんな分野で頑張っている人たちの集まりです。だから日本中の津々浦々に共産党員がいて、党の支部がある」と紹介しました。
その上で「一人では社会を変えられないから、力をあわせて政治を動かし、社会を変える。これが共産党です。政治を変えていくために多くの人に働きかけ、仲間を増やし、地域で、職場で声を上げて理不尽を正し、一つひとつ変えていく。本当に楽しい仕事です。私も共産党に入って本当によかった」と述べました。
さらに、どの政党も「改革」を掲げるなか、「どの政党も絶対に言わない問題がある」とし、米国言いなりと財界のもうけ最優先の問題を指摘。「この二つの問題に切り込む、ただ一つの政党が共産党です。そして101年間、反戦平和を貫いてきた」と語りました。
「今の政治にみんなが苦労している。ならば、ひどい政治の犠牲になって苦労して終わるのでなく、その政治を変えるために苦労する方がよっぽどやりがいのある苦労ではないでしょうか」と小池氏。「周りの共産党員を見てください。多くの人々の幸せのために働くことにこそ自分の幸せがあると頑張る人間集団です」と強調し、入党を訴えました。
岡山市内の視聴会場で40代と80代の女性2人が入党しました。