赤旗2023年8月5日付
日本共産党の小池晃書記局長は4日、国会内で記者会見し、自民党の秋本真利衆院議員が洋上風力発電をめぐり業者から資金提供を受けていた疑いで東京地検特捜部から家宅捜索を受け、外務政務官を辞任した事態について問われ、「報道されていることが事実であれば、極めて重大だ」「秋本氏自身が国民に対して説明をすること、そして岸田政権と自民党が真相解明の責任を果たすことを強く求める。外務政務官の辞任ですまされるものではない」と述べました。
小池氏は、秋本氏の国会質問と資金提供との関係、政治資金規正法との関係など、さまざまな問題があると指摘。さらに、秋本氏が岸田内閣の外務政務官を務めていたにもかかわらず、松野博一官房長官が午前中の記者会見で「(本人に)報告を求めることは考えていない」と述べたことを挙げ、「本人から報告を求めるべきだ。あたかも疑惑にふたをするかのように外務政務官を辞任させて、真相を隠すということになれば、岸田政権と自民党の責任に発展する」と指摘しました。