赤旗2023年8月3日付
日本共産党は2日、2日間の日程で全国都道府県委員長会議を開きました。目的は「第29回党大会成功、総選挙躍進をめざす党勢拡大・世代的継承の大運動」を全支部・全党員の運動にしていくために何が必要かを深め、成功への意思統一をはかることです。小池晃書記局長の報告に続いて討論が行われ、志位和夫委員長が中間発言を行いました。(小池書記局長の報告)(志位委員長の中間発言)
小池氏は、7月の「二つの大仕事」(第8回中央委員会総会決定の徹底と党勢拡大)の結果について、「第一歩ではあるが、全党の奮闘で明らかな前向きの変化をつくった」と指摘。同時に深い自己分析と打開が必要な三つの問題(1)7月目標と大きな開きがある(2)県によってアンバランスがある(3)「大運動」がまだ少数の支部と党員によって担われている―をあげ、率直な討論をよびかけました。
「『大運動』を全支部、全党員の運動にしていくことが飛躍をつくりだす決定的なカギです」と強調。8月中に8中総決定の全支部・全党員への徹底をやりぬき、その確信をつかんで党攻撃を前進の力に転化することが重要だとのべました。
「大運動」をどう飛躍させるか。小池氏は、(1)8月目標を真剣に議論して決め、断固としてやりぬく月にする(2)すべての支部が入党の働きかけに踏み出し、新しい党員を迎えることをめざす。すべての支部が「赤旗」読者拡大で成果をあげる(3)「手紙」と「返事」の取り組みを全支部に広げ、運動の推進力にする―の3点を提起しました。
最後に「大運動」の飛躍をつくることができるかどうかは、党機関とその長の構えにかかっているとのべ、率直な自己検討と打開への決意を議論することをよびかけました。
討論では内田裕福岡県委員長が特別発言を行い、7月活動の三つの教訓を語りました。
底をついた政治討議の重要性や8中総決定を貫徹する長の構えと姿勢とともに、ぶつかっている悩みや困難なども率直に出し合い、討論しました。