赤旗2023年7月12日付
日本共産党の小池晃書記局長は11日の記者会見で、戸籍上は男性で女性として生きる経済産業省の職員が女性トイレの利用を不当に制限されたとして国を相手取って起こした訴訟で、最高裁が同日、利用制限を認めない判決を下したことについて問われ、「当然の判決と受け止めている」「性的少数者への差別的な取り扱いは許されないということが最高裁の判決となったことの意義は大きい」と指摘しました。
小池氏は、「(原告は)20年来、トランスジェンダー女性として周囲に認められてきたと聞いている。トイレの使用制限がかけられるのは不当だというのはその通りだと思う」と述べた上で、「トランスジェンダーなど性的少数者が排除されたりするようなことはあってはならない。そういう方向での司法判断が下ったと理解している」と語りました。