赤旗2023年7月4日付
日本共産党の小池晃書記局長は3日、国会内で記者会見し、河野太郎デジタル相が、マイナンバー制度とカードが混乱しているとしてカードの名称変更に言及したことについて問われ、「制度の破綻を自ら証明したようなものだ。混乱の原因は政府の方針であり、名前を変えても解決しない」と批判しました。
小池氏は、6月には新たな誤登録は起きないなどと述べていた河野デジタル相が、7月には名称変更に言及したとして「完全な破綻だ」「名前を変えてごまかそうということにしか思えない」と指摘しました。
混乱の原因は名前ではなく、マイナンバーカードと健康保険証との一体化、従来の保険証廃止を打ち出した政府の方針だと主張。保険証廃止の中止を求め、マイナンバーカード取得の強制に反対する署名運動が広がっているとして「共産党としても、この署名運動に全力で取り組んでいく」と述べました。