赤旗2023年7月4日付
日本共産党の志位和夫委員長ら三役は3日、党本部で、日本民主青年同盟(民青)の西川龍平委員長ら中央常任委員と懇談しました。第8回中央委員会総会で採択した特別決議「5年間で『数万の民青』『1万の青年・学生党員』実現へ党の総力をあげよう」の取り組みについて意見交換し、全都道府県・地区委員会が対応する民青と懇談することを確認しました。
志位氏は冒頭、特別決議で自民党政治による矛盾が深まり、青年から資本主義を乗り越える展望に関心が寄せられるという客観的条件とともに、民青が要求を掲げた運動を広げ、学習を重視する中で組織的にも大きく前進してきたという主体的条件の両方のチャンスを生かしていこうと呼びかけたと強調。「目標と方針にこだわり抜くことなど、民青の活動からも学びながら、ともに大きな運動をつくっていきたい」と話しました。
西川氏は、民青としても、全ての青年を視野に入れた活動をつくっていきたいと表明。「組織を大きくすることと運動を広げることを車の両輪で進めてきた経験などを学びながら、特別決議の方向でともに力を合わせたい」と述べました。
酒巻眞世副委員長は「『アメリカいいなり』『財界中心』という二つのゆがみから抜け出そうとの訴えがかみ合っている。青年との接点を増やしながら加盟を呼びかけていきたい」と語りました。また、青年がどんな願いを持ち青年との接点をどう増やすかなど、「民青の方針通りに活動すれば前進できることが確信になっている」と語りました。
中山歩美副委員長は「『科学的社会主義Q&A』や『この国を戦争国家にしていいのか』などのパンフの学習が大きな力になっている」と発言しました。
志位氏は、科学的社会主義や党綱領、憲法問題などを学び、同盟員自身が力をつけて未来を切り開こうとしていることは頼もしいと強調。「どうやって新加盟を勝ち取り、同盟員の成長をどううながしていくのか。党としても民青を大きくするための道をともに探求し、『数万の民青』へ総力をあげたい」と語りました。