赤旗2023年7月4日付
日本共産党の小池晃書記局長は3日の記者会見で、次期衆院選への対応をめぐり、「市民連合」を介した候補者調整はありうるとした立憲民主党の泉健太代表の発言(6月30日)について問われ、「筋が違う話だ」と指摘しました。選挙協力も候補者調整もしないとした5月の泉代表の発言が市民と野党の共闘の障害となっているとして、「政党の責任として、党首のこの発言を撤回し障害を取り除く必要がある」と主張しました。
小池氏は、泉代表が自らつくった障害を取り除くことなしに市民連合を介した候補者調整をいうのは「筋が違う」と指摘。各党が候補者調整を行う意思があるのかを「確認したい」とした泉氏の発言についても「どちらに向かって言っているのか。候補者調整をしないと言ったのは泉氏ではないか」と述べました。
小池氏は、これまでも市民連合が示した共通政策に基づいて選挙をたたかってきたとして、「市民連合の役割は大きい」と強調。同時に現時点で生まれている共闘の障害については、「やはり政党の責任で解決すべきだ。党首の発言で障害が生まれているのだから、自らが取り除くことが求められる」と述べました。