赤旗2023年7月4日付
日本共産党の小池晃書記局長は3日の記者会見で、東京電力福島第1原発事故で生じた汚染水(処理水)の海洋放出について、与党・公明党の山口那津男代表が海水浴シーズンは避けた方がいいと発言したことについて問われ、「汚染水が安全でないことを認めているものだ」と述べ、放出そのものをやめるべきだと主張しました。
小池氏は「この間、政府は地元漁協などが強く反対してきたにもかかわらず放出の方針を打ち出し、安全だと言ってきたが、海水浴シーズンを避けるということは結局、安全ではなく問題があると認めたことになる」と指摘。「海水浴シーズンだけ避けても、魚は年中泳いで汚染水にさらされるわけで意味がない。この発言はまったく合理性がない」と批判しました。