赤旗2023年4月21日付
日本共産党の小池晃書記局長は20日、大激戦のまま最終盤に突入した神奈川県の横須賀市議選(23日投票)の応援に駆け付け、「定数39を55人で争う多数激戦です。現有3議席を割り込む危険もあります。平和・暮らし守る1票は共産党へ」と呼びかけました。
京浜急行横須賀中央駅前で小池氏は、日本共産党の横須賀市議団が、▽温かくておいしい中学校給食の実現▽18歳までの医療費を所得制限なしで無料化▽住宅リフォーム助成制度の創設・継続―などの実績をあげてきたと紹介。共産党の現有3議席を守り、さらに暮らしを向上させようと訴えました。
小池氏は、党市議団が国の悪政から市民を守る「防波堤」としてチェック機能を発揮してきたと強調。石炭火力発電所の稼働中止を求める請願に唯一賛成した会派が共産党だったこと、厳しい追及で市長や自民党と統一協会との癒着関係を明らかにしてきたことなどを語りました。
基地問題では、米原子力空母の母港化や基地強化に一貫して反対してきたと強調。県内の米軍基地から有害な有機フッ素化合物「PFAS」が流出していた問題では原因究明と対策を徹底して求め、横須賀基地への立ち入り調査を実現させたと力説しました。
大軍拡の問題について小池氏は、全国約300カ所の自衛隊司令部などを核攻撃にも耐えられるよう強靱(きょうじん)化する計画に関わって、県内14カ所の対象のうち10カ所が横須賀に集中していると指摘。さらに横須賀の海上自衛隊のイージス艦にトマホークが装備され、米原子力空母とともに「敵基地攻撃」の出撃拠点になる危険を告発し、「相手国から見れば格好の標的だ」と糾弾しました。その上で、「平和の対案を掲げる日本共産党を伸ばし、横須賀から戦争を止める選挙にしよう」と呼びかけました。
3候補が訴え
小池氏の演説に先だち、新人の、ふじそのあき、現職の井坂なおし、大村洋子の3候補が必勝を訴えました。