赤旗2023年4月8日付
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小池晃書記局長は7日、和歌山市、大阪市を駆け抜け、共産党の各候補や、たつみコータロー大阪府知事候補(無所属、共産党元参院議員)、和歌山市議選(16日告示、23日投票)の党候補全員の必勝を力強く訴えました。
大阪市で小池氏は、現職で市議団長を務める山中智子市議候補とともに訴えました。
小池氏は「依存症対策をやる」といいながらカジノ誘致に突き進む日本維新の会の大阪府・市政を批判し、「一番確かな依存症対策はカジノをやめることだ」と強調。カジノに「1円も税金を使わない」と言いながら液状化・土壌汚染対策に788億円もつぎ込み、さらに膨らむ危険があると批判し、共産党は和歌山でカジノ誘致を阻止しただけでなく、幅広い市民と力合わせて横浜市で市長を交代させてカジノ誘致撤回に追い込み、長崎県でも頓挫させているとして、「『カジノはあかん』の声をこぞって山中さん、たつみさんに寄せてください」と呼びかけました。
小池氏は、自公政権が行った国民健康保険財政の運営責任の市町村から都道府県への一本化を維新府政が全国に先駆けて行い、国保料の引き上げにつながる「国保の府内統一」を進めていると告発。国保料負担軽減のため独自支援を行う自治体に圧力をかけ、全国でも突出した値上げが行われ、2015年度には国保料の高さ全国ワースト50に入っていた大阪の自治体が1市だけだったのが22年度には18市町に増えていると批判しました。
さらに、維新が核武装さえ主張し、岸田政権の敵基地攻撃能力保有を柱とした大軍拡をさらにけしかけていると告発。「自民、公明、維新による大軍拡を止めよう」と呼びかけました。
和歌山市内で小池氏は、おくむらのり子(現)、松坂みち子(新)の両県議候補と訴え、政党として唯一、県内へのカジノ誘致に反対し運動に取り組んできた党県議団の値打ちを紹介。昨年4月の臨時県議会でIR(カジノを中核とする統合型リゾート)計画について各党の議員の対応が賛成・反対でバラバラになる中、唯一党県議団が4人で一致結束して反対討論し、賛成18、反対22で否決させ、カジノ誘致を阻止したと訴えました。
また小池氏は、子ども医療費無料化のための県民の運動と共産党のねばり強い論戦で、和歌山市では今年8月から高校卒業まで無料になるなど「一歩一歩、県民の願いが実っている。共産党躍進で、全県で高校卒業まで完全無料にしよう」と呼びかけました。
小池氏は一方で、党県議団が提出した給食費無償化を求める意見書が、自民党、公明党の反対で否決され、後期高齢者医療費の2倍化反対の請願も自公、日本維新の会の県議の反対で否決されたことなどを告発。「住民の福祉を前進させてきたのが共産党、一貫して妨害してきたのが自公、『維新』だ。共産党勝利のためみなさんのお力をお貸しください」と力を込めました。
おくむら・松坂県議候補が訴え
県議選和歌山市区(定数15)で、日本共産党は2議席獲得をめざしています。
JR和歌山駅前で現職の、おくむらのり子候補は「元看護師として岸田政権が戦争に向かうことに怒っています。16年間、県議として何より命と暮らし最優先の県政をめざしてきました。この共産党の議席を守り増やさせてください」と訴えました。
新人の松坂みち子候補は2回目の挑戦。「カジノ誘致反対に事務局として関わり、誘致を止めることができました。だれもが安心して暮らせる和歌山へ、こんどこそ県議会に送ってください」と力を込めました。
山中市議候補訴え
大阪市城東区のJR鴫野(しぎの)駅で、山中智子大阪市議候補は「このままでは議席を失いかねない厳しい選挙ですが、負けるわけにはいきません。維新はイヤだ、カジノより命・暮らしとの皆さんの声を議会に全力で届けるためどうか押し上げてください」と気迫を込めて訴えました。