赤旗2023年3月27日付
小池書記局長が訴え
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統一地方選の県議選・政令市議選(31日告示)が間近に迫るなか、日本共産党の小池晃書記局長は26日、香川県高松市を訪れ、香川県議選での、かし昭二、秋山時貞両予定候補(高松市区)の議席確保、高松市議選での3議席実現にむけた全員必勝を訴えました。
小池氏は、高松市内2カ所で開かれた演説会にかけつけました。
国保料について小池氏は、5年前に自公政権が、「国保の都道府県化」を打ち出し、香川県と高松市もこれに忠実に従った結果、高松市では国保料が37万5000円から48万円(年収400万円、4人家族)に大幅に値上がり、1700自治体中807位だった(2017年度)国保料が20位(22年度)に跳ね上がった事実を示し、「これにストップをかけなければいけない」と語りました。
また、小学生以上の子どもに1人当たり4万円課される国保料の「均等割」について、「まるで子育てへのペナルティー。均等割は廃止すべきだ。1世帯ごとの『平等割』もなくせば、4人世帯の国保料は48万円から29万円に減らせる」「国も、香川県政も、高松市政も変え、高すぎる国保料を大幅に引き下げよう」とよびかけました。
小池氏は、「オール与党」議会のもとでも、中学校3年生までの35人学級実現、検査体制強化や県独自の業者支援などの新型コロナ対策充実、今年3月までの学校給食費無料化―など党県議団が実現させた実績を紹介。子どもの医療費無料化も県の制度を小3までに引き上げさせた結果、高松市はじめ市町村独自の上乗せで県内すべての自治体で18歳まで無料化が実現したことも合わせて語りました。その上で、「かし、秋山両予定候補の勝利で、今度は4月以降も学校給食を完全無償化させ、国保、介護保険料の負担軽減、補聴器購入補助を実現させよう」と訴えました。
小池氏は、香川県では、統一協会と自民党国会議員・県議が深い関係にあると指摘。こうしたなか、共産党県議団が統一協会との関係断絶を求め、協会関連団体が主催する行事=「ピースロード」への県後援を取り消させたと語り、「こうした癒着を断ち切るためにも共産党の勝利を」とよびかけました。
国政について話した小池氏は、500兆円に膨らんだ大企業の内部留保に2%課税して中小企業の最低賃金時給1500円を実現させる共産党の経済提言を紹介。「香川県では最賃時給878円が1500円となり、1日8時間働けば普通に暮らせる社会になる」と強調。また、国が賃金水準を決めている保育、介護などのケア労働者の大幅賃上げ、国や地方自治体で働く非正規労働者も直ちに時給1500円にすることを提案し、「これが共産党の構造的な賃上げ提案です。共産党の勝利でやらせてください」と語りました。
かし・秋山県議予定候補訴え
6期目に挑戦する、かし予定候補は「運動と党県議団の論戦で、県内全ての市町で18歳まで子どもの医療費無料化が実現しました。今後、給食費の無料化に全力を尽くしたい」と強調。「共産党以外のオール与党県政は大型開発に熱心な池田豊人知事を支え四国新幹線や港開発などが計画されています。県民の福祉と暮らし、教育を守る県政に変えましょう」と力を込めました。
前回初当選し、最年少県議として活躍した秋山予定候補は、「人の夢や未来を応援する社会、政治をつくる。希望と安心であふれる香川県をみなさんと一緒に実現していきたい。議会で筋を曲げずに頑張り抜く、共産党がどうしても必要です。みんなが明るく元気になる香川を」と意気込みました。
岡田まなみ=現=、藤沢やよい=現=、池野ともあき=新=各高松市議予定候補があいさつしました。