赤旗2023年3月24日付
小池書記局長訴え
日本共産党の小池晃書記局長は23日、京都市、京都府八幡市を訪れ、31日告示の京都府議選・京都市議選での躍進、八幡市議選での勝利を多くの県民・市民に訴えました。
小池氏は、京都府も京都市も、第1党は自民党で第2党は共産党の「共自対決だ」と指摘。また、府も市も、共産党以外は維新も含め知事・市長の提案に賛成する「オール与党」だとして、「大軍拡に反対し、物価高からくらしを守る共産党か、市民の願いに背を向け知事と市長言いなりの自民党と『オール与党』か」が問われていると強調。「府議会も市議会も、唯一の野党、共産党を伸ばし政治を前に動かそう」と呼びかけました。
小池氏は、党府議団の取り組みで子どもの医療費助成が拡大してきたことを紹介。1972年に初めて議会で質問して以来、一歩ずつ前進し、入院は中学校卒業まで、通院は2歳から一気に小学校卒業までになりました。現在、府下8自治体が独自の上乗せで18歳まで無料になっており、小池氏は、今度の選挙を通じ「府の制度を拡大し、どこでも18歳まで無料に。独自の上乗せをしていない京都市でも上乗せを実現させよう」と訴えました。
全員制の中学校給食について小池氏は、実現にむけ11年間で16回も住民の請願が京都市議会に出されても、自民党などが「愛情弁当が原則」と反対したとして「愛情のかけらもない」と批判。しかし、住民と共産党市議団の努力で市は調査費を計上し、請願も全会一致で採択されたと報告。「次は給食無償化だ」と述べて、共産党の躍進で実現しようと呼びかけました。
小池氏は、敵基地攻撃能力保有を進める岸田政権が、全国300近い自衛隊基地司令部を核攻撃にも耐えられるよう地下化する計画を進めていると告発。京都府では、陸上自衛隊の大久保駐屯地や、海上自衛隊の舞鶴地方総監部など8カ所が対象です。
さらに小池氏は、日本中に130棟の大型弾薬庫建設も計画され、京都では精華町の陸自祝園分屯地が対象になっていると指摘。「ロシアはウクライナで基地や弾薬庫を攻撃した。近隣の住民の命はどうなるのか。岸田自公政権の『戦争国家づくり』を共産党の躍進で止めよう」と呼びかけました。
みつなが・島田・かみね・かめだ府議予定候補ら訴え
京都市左京区では、みつなが敦彦府議予定候補、ひぐち英明、加藤あい、とがし豊の各市議予定候補が訴え。「くらし・子育てのために税金を使う政治にしましょう。そのために共産党を伸ばしてください」(加藤氏)と述べました。
同右京区では、島田けい子、かみね史朗の両府議予定候補、山田こうじ、西村よしみ、えもとかよこの各市議予定候補が登壇。「私たち全員の当選で京都の政治を変えましょう」(かみね氏)と訴えました。
八幡市では、かめだ優子府議予定候補が山本くにお市議予定候補とともに訴え、「外交と対話で平和をめざします。平和の願いを共産党に託してください」と力説。いわおひろし、中村せいこう、さわむら純子、中村のり子の各市議予定候補が紹介されました。