赤旗2023年2月21日付
日本共産党の小池晃書記局長は20日、国会内で記者会見し、北朝鮮が連日、弾道ミサイルの発射を強行していることについて、「東アジアと世界の平和と安全を脅かす北朝鮮の軍事的挑発のエスカレートを強く非難し、断固抗議する」と表明しました。
小池氏は「弾道ミサイルを含めて北朝鮮による核兵器関連のあらゆる活動を禁止した一連の国連安全保障理事会決議に違反するものだ」と指摘。「航空機や船舶、地域住民を危険にさらすものであり、国際社会の常識を逸した行為と言わなければならない」と述べました。
また、岸田政権が狙っている敵基地攻撃能力の保有をはじめ、軍事対応を強化することは核・ミサイル問題の解決にはつながらないと強調。軍事対軍事の対立のエスカレートを招き、さらに緊張が高まると述べ「国際社会が協調し、北朝鮮の軍事的挑発のエスカレートを抑えるための本腰を入れた外交的対応を強め、北朝鮮を非核化交渉のテーブルにつかせることが何より重要だ」と主張しました。