赤旗2023年2月12日付
石川予定候補勝利へ
日本共産党の小池晃書記局長は11日、大阪府吹田市で街頭演説し、4月の統一地方選・大阪府議選吹田選挙区(定数4から3に削減)で現職の石川たえ予定候補の勝利と、たつみコータロー府知事の実現、吹田市議選での7予定候補全員勝利を訴えました。
吹田駅近くの旭通り商店街は多くの市民であふれ、村上史好前衆院議員が応援にかけつけました。
小池氏は、維新の吉村府政が新型コロナ禍でPCR検査に背を向け、自民、維新の府政のもとで61カ所あった保健所を18カ所に減らし人口当たりの数で全国最悪にさせ、維新府政は、入院ベッドを2年間で500以上削減、今年度も900以上減らしたことに言及。「その結果、コロナ犠牲者は全国平均の2倍。維新政治の責任は重大だ」と痛烈に批判しました。
さらに、カジノ誘致の是非を問う住民投票条例案をまともに議論せずに握りつぶし、税金は投入しないとの約束を破ってカジノ予定地の地盤改良に788億円も投入しようとする、府民不在の府政を告発しました。
その上で、「府議会は維新が多数で知事のいいなり。定数削減で共産党の議席を締め出そうとしているが、そんなことを許すわけにいかない」と指摘。127万人の請願の唯一の紹介議員になった共産党議席が無ければ「府民の声が届かず、まっ暗闇の府議会になる」と警鐘を鳴らしました。
小池氏は、石川たえ府議が▽高齢者施設での新型コロナ定期検査▽薬局などでの無料検査▽子どもたちへの検査キットの無料配布▽特別支援学校の増設▽子どもの貧困解決対策費計上―など数々の実績をあげてきたことを紹介。「維新政治のもとでも府民の願い実現へ全力をあげてきた石川たえさんをみなさんの力で勝たせてください」と呼びかけました。
さらに小池氏は、岸田政権が10日に、原発新増設、60年を超える運転期間延長など原発回帰の「GX基本方針」を閣議決定したことに言及。「岸田首相は昨年の参院選挙では原発新増設など一言も言っておらず、閣議決定した。大軍拡も原発回帰も勝手に決める岸田自公政権に、吹田から審判を」と訴えました。
石川氏が訴え
村上史好前衆院議員は「維新政治と対決できるのは共産党だけ。値打ちある議席を何としても守り抜こう」と呼びかけました。
石川たえ府議は、定数減の大激戦(定数3)を勝ち抜く決意を表明。「大阪府は国より先にコロナ対策事業を廃止・縮小し、病床を削減しようとしている」と指摘し、高齢者施設のコロナ定期頻回検査や子どもへの検査キット無償配布の実績にもふれつつ、無料検査拡充や療養病床確保など「いのちが守られ、安心できる大阪にしていこう」と訴えました。
物価高騰から暮らしを守るために消費税減税とともに子ども医療費の窓口負担ゼロなどを示し、「カジノで経済成長などできない。いのちと暮らしを守る大阪に変えていく」とのべました。