赤旗2023年1月13日付
共産党と市民連携 対策の強化へ一石
「YouTuber(ユーチューバー)小池晃」こと日本共産党の小池晃書記局長は、大学入学共通テスト(14、15日)を前にした11日に公開した動画で、受験生を狙った痴漢の撲滅をテーマに、作家のアルテイシアさん、米倉春奈党東京都議と語り合いました。
試験に向かう受験生は電車などで痴漢に遭っても被害を訴えづらいため、試験日を狙い加害をあおるネット上の書き込みが起きています。昨年、SNSで「#共通テスト痴漢撲滅」を呼びかけ、鉄道事業者や警察に対策強化を申し入れてきたアルテイシアさんは「ネットへの書き込みは加害であり、社会への脅威」と力説。兵庫県、神戸市の党議員団と連携した働きかけで注意喚起のアナウンスやポスターなどが実現し「一人ひとりの社会を変える力があるのを実感した」とのべました。
党東京都委員会ジェンダー平等委員会が実施した痴漢被害アンケートをもとに2021年、痴漢被害がもたらす心身への深刻な影響を都議会で初めて取り上げた米倉さん。「性暴力を許さない機運が高まるなか、痴漢を社会の課題にすべきだと議論してきた」と振り返り、昨年の党の申し入れを受けて今年1~3月の受験シーズンに都営地下鉄の痴漢撲滅キャンペーンが始まることを報告しました。
番組は21年10月の小池さんの参院本会議質問を紹介。質問は党都委の調査を引用し、性犯罪である痴漢に、政治の課題として本気で取り組むよう求め、実態調査を行うという首相答弁を引き出しました。小池さんは「都議会と国会でやってきたことが一石を投じた」と話し、改めて痴漢撲滅の行動を広げていく決意を表明しました。
番組はユーチューブ「#受験痴漢撲滅します」で検索し、見ることができます。YouTuber小池晃「#59 #受験痴漢撲滅します」