赤旗2022年12月23日付
「特別期間」推進本部長 小池 晃
本部長代理 山下芳生
全党のみなさん。「特別期間」も残すところあと9日間のとりくみとなりました。
常任幹部会の「全党の支部・グループのみなさんへの手紙」を受け、全国の支部のみなさんの頑張りが広がっています。
岸田自公政権の「専守防衛」をかなぐり捨てる「戦争国家づくり」、大軍拡・大増税反対の宣伝や訪問にうってでたところでは、たくさんの激励が寄せられています。
全支部で「手紙」を討議・具体化し、5カ月間積み重ねてきた努力を、すべて「特別期間」の目標達成へと実らせるため、残された時間、最後の最後まで奮闘することを心から訴えます。
全支部で入党働きかけを最後まで広げよう
「特別期間」の第一課題は党建設であり、その冒頭に掲げられている目標は、すべての支部が入党の働きかけに踏み出すことです。それが統一地方選挙の担い手づくりにもなります。
「特別期間」を通じて働きかけに踏み出した支部は現在32・8%です。党員現勢の前進、5万人の働きかけ目標をやりぬくには、すべての支部が立ち上がる以外に道はありません。
「『入党してほしくて来ましたと、気軽に切り出せばいいんですよ』と支部を激励。全支部での入党働きかけをやりきる」(神奈川・横浜西南地区)「『手紙』を支部の現状に引き付けて議論。地区役員の支部援助が一歩踏み込んだものに」(和歌山・南地区)――こうした経験が示すように、「手紙」の討議で生まれている支部の意欲を、実際の行動と党員拡大に実らせるうえで、党機関、地方議員・候補者の実践的援助が重要になっています。
いま、「戦争か平和かの歴史的岐路。平和をつくるためにあなたもぜひ日本共産党へ」という党からの熱い訴えにこたえて入党する方が生まれています。この間、党創立100周年記念講演を視聴した人は16万人、全国遊説の演説会に参加した人は7万5千人にのぼり、地区や支部が行った独自の「集い」や視聴会に参加した人、「折り入って作戦」を通じて『入党のよびかけ』カラーパンフを渡した人なども含めれば、数十万の人々にわが党の入党の訴えが届いています。
こうした人々に、「考えていただけたでしょうか」「ぜひ入党について直接お話を」と声をかけ、話し合う場をもつ活動を、支部と機関役員、地方議員・候補者が力をあわせてやりぬこうではありませんか。
全党の力で「赤旗」の発行を守りぬこう
「赤旗」読者拡大は、先月の2倍の減紙が見込まれており、増勢自体に猛奮闘が不可欠な現状にあります。また、すでにお知らせしていますが、「しんぶん赤旗」は、新聞用紙代の急騰によって来年1月から減ページの対応をとらざるをえなくなりました。
いま、岸田政権の“専守防衛に徹する”“自分の国を自分で守る”という「二つの大ウソ」を暴き、平和外交の力と草の根の人々の運動を報じて大軍拡反対の共同を広げているのが「赤旗」です。統一協会との癒着、「政治とカネ」の追及でも、物価高騰とコロナのなかでの暮らしの命綱としても、抜群の役割を発揮しています。全党が一致結束し、「赤旗」の発行はなんとしても守りぬかなければなりません。
読者拡大でも成果支部は52・2%です。全支部へ、全党員へ、全議員・候補者へと最後まで行動を広げぬき、10月からの連続前進を絶対に途切れさせず、党大会時回復・突破をめざして奮闘しようではありませんか。集金活動でも減ページの対応を丁寧に説明し、購読継続と統一地方選勝利への協力を訴えましょう。
100周年最後の一日一日を頑張りぬこう
みなさん。全党は、参議院選挙の悔しい結果から、第6回中央委員会総会決定や党創立100周年記念講演を力に勇気と活力をとりもどし、党活動に新しい前進の息吹をつくりだしつつあります。一方の岸田内閣は、急速に国民の支持を失い、暴走政治は破綻に突き進んでいます。
党創立100周年の最後の一日一日を、党づくりと統一地方選勝利への躍動を起こす日々にして、大激動の可能性をはらんだ新しい年を迎えようではありませんか。私たちも頑張りぬきます。