赤旗2022年12月15日付
日本芸能従事者協会の森崎めぐみ代表理事ら芸能従事者は13日、国会内で日本共産党国会議員と懇談しました。
懇談には、深田晃司(映画監督)、和田喜夫(演出家)、秋葉舞滝子(まさこ)(演出家)の各氏のほか未成年芸能従事者の遺族がオンラインも含め参加。森崎氏は、死に至るような働かされ方やハラスメント、契約書すらない無権利状態など芸能従事者が直面する現状を報告し、実態に即した法整備を求めました。
芸能事務所による過酷な搾取とハラスメントにより自死した未成年芸能従事者の遺族は「命や尊厳が奪われるほどの働かされ方が法でも裁判でも救われない現状を変えてほしい」と訴えました。
秋葉氏は「身を削りながら文化芸術を絶やさないように必死で行動してきた。持続可能な支援が必要だと思うが、国は『文化芸術関係者はいつまでも支援に頼っている』と見下している」と発言。
和田氏は「文化芸術は生活に根ざし、民主主義を育てる役割をもつ。国にはその視点が欠落している。文化芸術そのものの位置づけが問われている」と強調しました。
小池晃書記局長・参院議員は「文化芸術に対する政治の責任が問われている。コロナ禍で文化・芸術政策の貧困さが露呈されたが、みなさんの声と努力で前進させてきた。党も一丸となって頑張りたい」と決意を述べました。
懇談には、小池氏のほか、笠井亮、宮本徹、宮本岳志の各衆院議員、吉良よし子、山添拓の両参院議員、畑野君枝前衆院議員、土井洋彦学術・文化委員会責任者らが参加しました。