日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

支部・グループへの「手紙」にこたえ12月出足早い活動で目標総達成を ブロック別全国都道府県委員長会議開く

2022年12月05日

赤旗2022年12月4日付

小池晃書記局長・「特別期間」推進本部長が報告

 

 ブロック別全国都道府県委員長会議が3日、党本部で開かれました。会議の目的は、11月の結果にたち、2日に発表された「全党の支部・グループのみなさんへの手紙」にもとづいて自己検討を深め、「特別期間」総仕上げの12月の出足早い活動の決意を固めあうためです。会議には志位和夫委員長、小池晃書記局長・「特別期間」推進本部長ら党三役や中央の幹部が参加。午前中の全体会で小池氏が報告し、その後5会場に分かれて討論しました。


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(写真)全国都道府県委員長会議で報告する小池晃書記局長=3日、党本部

 

 報告の冒頭、小池氏は田村智子政策委員長に対するパワーハラスメント問題で、反省と自己改革への決意を述べました。

 

 小池氏は、常任幹部会が「手紙」を出した理由として「特別期間」の到達と運動の現状をふまえて、中央委員会として支部に直接訴えることが必要だと検討し、「『手紙』を出すことで、支部への党機関の指導・援助を後押しする。そのイニシアチブを中央が発揮することも重視した」と報告しました。

 

 そのうえで全国すべての支部が立ち上がれば「特別期間」の目標達成は十分可能だと述べ、目標をやりきるには「ここにしか道はない」と強調しました。

 

 それでは全支部がどうやって「特別期間」に参加するか―。「手紙」で訴えた三つの活動は、次の3点を打開する必要があると考えて提起したと述べました。

 

 一つ目は、11月の全国都道府県委員長会議の幹部会報告・結語が全体の支部のものになっていないことです。「目標総達成を本気でやりぬこうとすれば、一番打開すべき点がここにあります」と力説。全支部・グループが10日までに緊急の支部会議を開き、今月から週1回の支部会議を確立することなどをよびかけました。

 

 二つ目は、党勢拡大の意義や重要性は理解しているが“なかなか重い、足が出ない”という状況があるということです。「折り入って作戦」などで広く働きかけ足を踏み出せば変化が生まれるという全国の経験から「手紙」では「こうやってみたら活路は開ける」というイメージの湧く取り組みを紹介していると述べました。

 

 三つ目は、選挙が近づく中で「党勢拡大だけでいいのか」という不安の声があることについてです。小池氏は「手紙」の内容に沿って「党員拡大なくして選挙勝利なし」と思い定めて、選挙勝利の課題や要求活動と一体に党勢拡大を進める要となる「折り入って作戦」と「集い」に取り組む重要性を強調しました。

 

 「手紙」は最後に、日本が大きな歴史的岐路に立つ中で、この12月を「特別期間」の目標を総達成し、100周年の年を党づくりの点でも新しい前進を開始したと締めくくれるよう奮闘を呼びかけていることを紹介。

 

 「手紙」で提起した三つの活動は「特別期間」の現状打開の肝であり、党機関として一つひとつに自己検討と打開の構えが求められている問題でもあるとして「三つの活動を文字通りすべての支部が取り組めるよう党機関としてのイニシアチブをどう発揮するか。その点での教訓と打開すべき問題点はどこにあるのか、会議で率直に掘り下げて討論したい」とよびかけました。

 

討論から

 

 5会場にわかれた分散会では、支部・グループへの「手紙」を力に、「特別期間」しめくくりの月の今月の活動をいかに出足早く飛躍させるかについて、この間の努力や経験、率直な自己分析を交えて討論しました。休憩時間中にスマホを手に各県委員長が支部会議開催の援助や「手紙」の徹底、党勢拡大の具体化などで県・地区委員会と連絡をとりあう姿も見られました。

 

 討論では、幹部会報告が明らかにした「130%の党づくり」の政治的意義、なぜここで提起されたのか、「特別期間」の目標総達成との関係を全党のものにする重要性を深めました。

 

 そのなかで、幹部会報告が支部で討議・具体化されていない背景には、党機関自身も幹部会報告で何が提起され、どこが重要なのか、なぜこれを読んでほしいのか、心からの言葉で語れていない状況があるとの自己分析的な発言もありました。

 

 幹部会報告に繰り返し立ち返り、実践しながら繰り返し討議していくなかで、この提起がどういう意味を持ってされているのか、「130%の党づくり」の第一歩となる「特別期間」の目標総達成の意義を全党のものにしていくことを必ず実践しようと確認しました。

 

 この12月、どう活動の飛躍をはかるか。参院選のあと、大変な状況のなか、第6回中央委員会総会、党創立100周年記念講演、11月3日の全国都道府県委員長会議を経て、入党の働きかけを、月を追うごとに増やし、読者拡大では10月、11月と連続前進をつくり、“前進の芽”“手がかり”をつくってきた努力が各県から出されました。

 

 同時に、現在の延長線上の活動では目標に届かない、飛躍がどうしても必要だという認識を共有し、常任幹部会から支部・グループへの「手紙」について「12月の活動を促進する力になる」「今の到達点にピッタリあったもの。一気に読了を広げ、支部会議を設定したい」などの受け止めが出されました。「12月目標を総達成し、手紙に応えよう」とさっそく地区を激励したとの発言もありました。

 

 「飛躍をつくろうとしたら全支部の運動にするしかない。だからこそこの手紙が出た」「『手紙』が提起した10日までに支部会議を開く。ここで勝負をかける」など意気込みが出されました。

 

 県委員会が率先して困難を抱えた支部に入り、惰性を排して、いままでにやったことのないような手だてを尽くして支部会議を開いてきた県委員長は「困難なところでも目標は突破できる」と確信を語りました。

 

 「10日の県委員会総会で意思統一するつもりだったがそれでは間に合わない。10日までの全支部討議へ本気で目標をやりぬく立場で逆算してとりくむ」「7日から『折り入って・入党働きかけ』5日間作戦にとりくむ。党員拡大なくして選挙勝利なしの構えで、一体で進めたい」などの決意も語られ、各分散会では、「『手紙』の内容を支部に届けて、全支部が『特別期間』の運動に参加するために、長の役割を果たそう」と決意を固めあいました。

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