日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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「住民の命綱」 日本共産党の躍進を 千葉で演説 小池書記局長が訴え

2022年11月14日

赤旗2022年11月13日付

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(写真)小池晃書記局長の訴えを聞く人たち=12日、千葉市中央区

 日本共産党の小池晃書記局長は12日、千葉市のJR千葉駅東口で街頭演説を行い、4カ月半余りに迫った統一地方選挙に向け、「日本共産党の議席はどこでも住民の命綱です。県議選では現有2議席から5議席へ、千葉市議選では7人全員の必勝で、大型開発優先・福祉切り捨ての冷たい千葉県政を変えよう」と訴えました。県議選に挑戦する白石ちよ予定候補(千葉市花見川区)、市議予定候補らが決意を表明しました。駅前には多くの聴衆が詰めかけ、通行人も足を止めて人の輪が広がり熱気にあふれました。

 

 千葉県政について小池氏は、財政力全国5位にもかかわらず老人福祉費は全国最下位47位、教育費45位という状況の一方で、不要不急の巨大道路の建設、大型開発に熱中するなど県民に冷たい県政を続けていると批判。党県議団は「オール与党」の県議会の中で、公立小中学校給食費の無償化に第一歩だが道を開き、県立学校で対面しない形での生理用品の無償提供などを実現してきた実績を紹介し、「県議5議席に増えれば交渉会派となり、本会議での質問時間は4・5倍になる。逆立ち県政をただす強力な議員団を」と呼びかけました。

 

 千葉市政では、党市議団が認可保育所や特養ホームの増設、新型コロナ対策で抗原検査キットの購入費補助も始まるなど、全力で市政を動かしてきた実績を紹介。7人全員の勝利で、(1)学校給食の無料化(2)子ども医療薬局窓口の無料化(3)子ども医療費は高校卒業まで無料化の「三つのゼロ」を実現しようと訴えました。

 

 国政をめぐって小池氏は、統一協会との癒着で辞任した山際大志郎・前経済再生担当相に続き、「死刑(執行)のはんこを押す地味な仕事」と発言した葉梨康弘法相も辞任したことをあげ、「岸田内閣には閣僚の資格のない人ばかりではないか」と批判。コロナ対策でも、物価高でも無為無策の岸田自公政権に国民の批判は高まり、内閣支持率が急落しているとし、「山際大臣、葉梨大臣は世論と論戦で辞任に追い込んだ。『政治を変えたい』という願いを一つに集め、今度は岸田内閣を退陣させよう」と力を込めると聴衆から大きな拍手が湧き起こりました。

 

 物価高問題で小池氏は、政府の「総合経済対策」は物価高の最大の原因である円安に打つ手なし、「構造的な賃上げ」と言いながら賃上げの具体策もないと批判。日本共産党は、消費税減税を求めるとともに、賃上げの具体策として、大企業の内部留保課税で生まれる財源を中小企業支援にあてて、最低賃金を時給1500円とし、男女賃金格差も解消しようと提案していると紹介。「政治の責任で『賃金が上がる国』にしよう」と呼びかけました。

 

 日本共産党は今年100周年を迎えたとした小池氏。100年続いたのは科学に裏打ちされた不屈性、自己改革の努力、国民との共同を貫いてきたからだと強調し、日本共産党の市議・県議が住民の立場で役割を果たせるのもこの立場があるからだとし、「この党が大きくなれば政治は必ず変わる。県議選も市議選も全員必ず勝たせてください。千葉から自公政権ノーの審判を下そう」と重ねて訴えると、大きな拍手とともに「頑張れ」の声援が湧きあがりました。

 

白石県議予定候補・市議予定候補が決意

 

 白石氏は「消費税増税、年金削減、高齢者の医療費2倍化などで多くの国民が困窮している。手を差し伸べ助ける県政に切り替える」「学費無料化、給付型奨学金拡充で、誰も諦めなくてよい社会をともにつくろう。千葉市から女性県議を送り出してください」と訴えました。

 

 千葉市議予定候補7人、市原市議予定候補2人も「市民の暮らし最優先の市政に」と決意表明しました。

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