赤旗2022年11月8日付
日本共産党の小池晃書記局長は7日、国会内で記者会見し、同日付「毎日」が報じた統一協会(世界平和統一家庭連合)開祖・文鮮明の発言録で、1989年に自民党・安倍派を中心に国会議員との関係強化を図るよう信者に語っていた事実が明らかになったのは「極めて重大だ」と述べ、安倍晋三元首相と統一協会との関係を調査するよう、改めて求めました。
小池氏は「安倍家3代の岸信介氏、安倍晋太郎氏、安倍晋三氏は、半世紀にわたって自民党政治の中心にいて、統一協会の開祖である文鮮明と直接、密接な関係を持っていたことが発言録でも裏付けられた」と強調。「この問題の根本には、自民党中枢と統一協会・文鮮明との長年にわたる抜き差しならぬ関係がある」と指摘しました。
その上で、「個々の政治家任せの調査ではなく、自民党と政府の責任で、統一協会と政治家、政権との深刻な癒着について徹底的に解明する必要がある」と主張しました。
この間、岸田文雄首相は、安倍氏に関する調査を故人だとの理由で拒否しています。小池氏は「この発言録は615巻もあると報道されている。この文書も含めて、調査すべき材料は十分にあるのではないか」と指摘し、安倍氏の調査を重ねて要求しました。