赤旗2022年10月31日付
小池書記局長が訴え
日本共産党の小池晃書記局長は29日の千葉県船橋市での演説会で、統一地方選で勝利し、暮らしに冷たい千葉県政を変えようと訴えました。小池氏が、「県議選では丸山慎一さんの議席を取り戻し、現有2議席から5議席へ。船橋市議選では全員勝利で現有5議席から7議席へ躍進しよう」と呼びかけると、会場を埋めた参加者から盛大な拍手が湧き起こりました。
議席奪還を目指す丸山慎一前県議、市議予定候補らが決意を表明しました。
県政をめぐり小池氏は、千葉県の医療体制について、病床数は人口あたり全国44位、医師・看護師数は45位であり、最低レベルだと指摘。「そのうえ、今でも足りない急性期病床を2025年までに6732床、2割も減らそうとしている」と告発しました。
また船橋市では、命を守る中核の医療施設―市立医療センターを海老川上流に移転する「メディカルタウン」構想が進められ、市が多額の財政負担をしていると指摘。緊急時に一番大事な病院を水害や液状化の危険がある場所に移転するなど言語道断だと批判し、「病院の建て替えは安全な場所に。海老川の上流は治水対策をかねた公園にすべきだ」と訴えました。
さらに小池氏は、県と市が補助もないままに国民健康保険料(均等割)の値上げを進める一方で、市民と共産党が「子どもの均等割は全額免除を」の運動を続け、22年度から未就学児の均等割りが5割減免になったことを紹介。また、県内・市内で小中学校の給食無償化の動きが広がっていることも強調し、「共産党の勝利で、命を守る政治を一緒につくっていこう」と呼びかけました。
丸山氏ら訴え
丸山氏は「昨年就任した熊谷俊人知事は、巨大開発最優先で医療、教育、福祉切り捨ての自民党県政を加速させ、安倍元首相『国葬』に賛同するなど憲法ないがしろで知事失格だ。全国5位の県の財政力を生かし、税金を県民の暮らしに使う県政に切り替えるために重要な選挙だ」と訴え。
「前回失った船橋市の県議の議席回復、7人の市議予定候補全員勝利を全力で勝ち取る」と決意表明し、会場から大きな拍手が起きました。