赤旗2022年10月25日付
日本共産党の小池晃書記局長は24日、国会内での会見で、那覇市長選(23日)で「オール沖縄」の翁長雄治(たけはる)氏が敗れたことへの受け止めを問われ、「私たちも『オール沖縄』の一員として翁長候補を全力で支援してきたが、当選できず残念だ。支援いただいた沖縄県民、全国の皆さんに感謝を申し上げ、翁長さんはじめ関係者の皆さんの大奮闘に心から敬意を表したい」と語りました。
小池氏は、相手候補が「辺野古新基地建設は名護の問題だ」と卑劣な論点隠しをしてきたと指摘。地元紙「琉球新報」の社説も「那覇市長選の結果をもって辺野古容認の流れに傾いたというのは早計だ」と報じていることも挙げ、「今回の結果は辺野古容認という結果ではない」と強調しました。
また、今年行われた沖縄県下の各市長選では相手候補が辺野古の問題を争点からそらす一方で、相手候補が「辺野古推進」を明言した参院選と県知事選では、「オール沖縄」の伊波洋一氏、玉城デニー知事がそれぞれ勝利したと指摘。「辺野古新基地建設ノーの揺るがぬ民意は明確に示されている」と語りました。
その上で「オール沖縄は辺野古新基地建設を許さず、普天間基地の閉鎖・撤去が原点で、そこは1ミリも揺らいでいない。私たちは、辺野古新基地を許さないという揺るがぬ民意をしっかり支える『オール沖縄』の団結をさらに強めていくために全力を尽くしたい」と強調しました。