赤旗2022年9月21日付
日本共産党の小池晃書記局長は20日、国会内での記者会見で、各社の世論調査で岸田文雄内閣の支持率急落が続いていることへの受け止めを問われ、「支持率の急降下は当然だ。安倍晋三元首相の『国葬』強行や統一協会問題、無為無策の物価対策など岸田政権にうんざりだという声が広がっているのではないか」と述べました。
小池氏は、「『聞く耳』を持つと言っていた岸田首相が国民の声には聞く耳を持たず、自民党の中の右寄りの声ばかりを聞いている」と指摘。「『決断』と『実行』をいいながら、決断すべきではない『国葬』は勝手に決断して実行しようとし、決断すべきである統一協会と自民党、安倍元首相との調査は決断も実行もしていない」と批判しました。
「国葬」については、憲法違反の問題や法的根拠、閣議決定での16億円もの支出が許されるかなど一切説明せず、統一協会問題ではまともな調査をしていないと強調。物価高騰に対しても、これだけ円安が進行する状況でもまともな対策がないもとで「『いいかげんにしてくれ』の声が広がっているのではないか」と述べました。
19日に開かれた「さようなら戦争 さようなら原発9・19大集会」では1万3000人が怒りの声をあげたことも示し、「かなり世の中の空気が変わりつつあるのではないかと実感している」と語りました。