赤旗2022年9月10日付
小池書記局長が必勝訴え
大激戦のまま最終盤の攻防に突入した沖縄県知事選(11日投票)と県議補選(同)で、「オール沖縄」の玉城デニー知事と上原カイザ県議候補を必ず押し上げようと、日本共産党の小池晃書記局長は9日、那覇市で両候補と街頭に立ち、「知事はデニー、県議はカイザで勝利し、オール沖縄の力を示そう」と呼びかけました。
小池氏は、岸田自公政権・自民党が、県民の草の根のたたかいと地下水脈のように広がる平和への願いを押しつぶそうと権力総ぐるみでかかってきていると指摘し、「デニー知事を再選させるのか、国と米軍言いなりの知事に変えてしまうのか正念場のたたかいだ」と述べ、デニー知事の必勝を訴えました。
小池氏は、県議補選がデニー県政を支える与党が多数か少数かを決める大事な1議席だとして、兄が米軍車両に追突されても何の補償もされなかったことから米軍の植民地のような沖縄を変えたいというカイザ氏の原点を紹介。「4人の候補で、デニー知事を支え、憲法を変える必要はないと言っているのはカイザさんだけ」だと強調しました。
小池氏は、岸田自公政権が宮古島・石垣島に続き、沖縄本島にまで自衛隊ミサイル部隊の配備を計画していることを告発。「沖縄を二度と戦場(いくさば)にしてはならない。憲法9条を守り抜くとの願いをデニーさんとカイザさんに託してほしい」と呼びかけました。
デニー知事は「誰もが希望をもってみんなで支え合う沖縄の政治をさらに前進させていく」と強調しました。
カイザ氏は、日本の政治が憲法を守っていないと述べ、「権力に歯止めを掛ける存在がいないと、ますます暴走してしまう。そのような日本にさせないために憲法を必ず守っていく」と力を込めました。